明けましておめでとうございます。
　まず、元旦に発生しました能登半島地震により、お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表します。また、被災された方々、ならびにその関係者の皆様にお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈りいたします。
　さて、邑南町社会福祉協議会の事業や活動に対し、平素よりご支援ご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。厚くお礼を申し上げます。
　昨年五月、猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が感染法上の２類から５類へと移行し、通常の行事・活動ができるようになりました。
　十一月には邑南町総合社会福祉大会も四年ぶりに元気館で盛大に開催することができ、多くの町民の皆さまにご来場いただきました。
　また、国内では十数年前から少子高齢化の波が押し寄せており、近年では人口減少が急激に進んでいます。特に首都圏から遠い地方での減少がより顕著です。令和四年度の人口動態を見ますと年間出生数七十七万人に対し、年間死亡者数百五十六万九千人で差し引きますと七十九万九千人の減少ということになります。これは島根県の令和四年度の人口が六十五万七千人となっていますので、県全体の人口より十四万人以上の人口が減少したことになります。
　人口減少社会の中で高齢化はますます進み、社会、経済活動における分野で働き手不足が生じています。介護、医療分野も同様、それ以上に専門分野の人材不足が続いています。こうした厳しい情勢の中ではありますが邑南町社会福祉協議会では地域の皆さまが安心して生活ができるよう様々な問題や課題を解決するために町行政をはじめ各地区社会福祉協議会、民生児童委員協議会、町内福祉法人、医療法人、老人クラブ連合会など地域福祉を目的とする団体と連携し、町民の皆さまのニーズに応えていくことこそが使命であると考えます。誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる地域づくりを目標に役職員一丸となって取り組んでいく所存です。
　町民のみなさまの更なるご理解とご協力をいただきますようお願いを申し上げ年頭のごあいさつといたします。

社会福祉法人邑南町社会福祉協議会　会長　石橋　純二